最近、子どもの赤ちゃんからの写真の整理をしています。
子どもが15歳になるのに、今さら?という感じですが、これまで後回しにして手をつけることができませんでした。
とりあえずデジカメやスマホで撮るのは撮るのですが、その写真を見返すこともせず、ただただ保存しておくだけ。
何度ももうやらなきゃと思い、整理の方法やアルバムを調べるのですが、なかなかいい方法やいいアルバムが見つからず、無印のアルバムを買ってやり始めたこともありました。
しかしその後、やはり大容量でしかもページの入れ替えができるものがいいと、写真がたくさん入るものを買ったりしましたが、それも途中で諦め、気がつくと購入後数年経っていました。
どうせやるなら綺麗に完璧にしようと思うので、途中で挫折しちゃうんですよね。。
でもよく考えたら、写真を整理する目的とは、写真を見たときに記憶が蘇り懐かしく思うことができればいいんですよね。きれいにできる越したことはないですが、それは二の次、というかそのせいで滞っちゃうのは本末転倒ですよね。
それでまたやり始めているんですが、改めて子どもの小さい時の写真を見ると、「こんなに可愛かったんだー」「こんなこともあったなー」「こんなところに行ったなー」と胸がキュンとしてなかなか進みません。。
でも今やらないと多分一生やらないので、心を鬼にしてやるしかないですね。
たまに子どもも来て写真を見ると「何これー」と喜んで、さらに進まないのですが。。。
でもこんなに喜んでくれるなら、やっぱり今やらねば!と思います。
そして昔の日常や旅行の写真を見ると、また家族でお出かけしたいなーと思ったり、家族の仲も深まる気がします。
結婚の時の写真も出てきましたが(汗)、その写真を見ると、旦那にキュンとしていた(笑)あの時の気持ちも蘇ってきて、初心忘るべからず、じゃないですけど、旦那をもっと大事にしなきゃと思ったり。。
そして大きい写真も壁に飾ってみたら、家族の歴史を思って心が温かくなったり(それと同時にちょっと寂しくもありますが)、これからももっと家族で仲良くいたいと思ったり。。子どもたちもその時を思い出して会話が弾んだり。。
今まであまり写真を飾ったりしてなかったんですけど、飾る良さが今さらわかりましたー!
よく海外のお家とか日本でも良さげなお家とかいっぱい写真を飾ったりしてる意味が今頃わかりました。。
写真を飾るとそれが目に入るたびに楽しい温かい気持ちになりますね。もう子どもたちもずいぶん大きくなり、昔みたいに「可愛いー🎵」という感じではないですが、これからもたくさん写真や動画を撮りたいなと思います。
昔子どもが3歳ぐらいのときに会った見知らぬおばさまに、「今が一番可愛い時ねー!」と言われた後、「でも幾つになっても子どもは可愛いよ!うちの子はもう大きいけど今でも可愛い!と思うよ」と言ってて、「へー、そうなんだー」とその頃は思ったことを思い出します。。今はよくわかります。
昔は写真いっぱい撮るより、その分肉眼に焼き付けておけばいいし、と思っていましたが、昔の写真を見ても思い出せないものも多いのに、写真がないのに覚えていられることは少ないということがよくわかりました(泣)。
ところで、この前まで子どもが都立入試の受験勉強真っ只中だったので、過去問を見る機会もありました。
国語の作文問題で、「建築物に感じる懐かしさをテーマに、懐かしさは誇りであり、自分を肯定する前向きな感情である」と述べた文章を読んで、「『自分の記憶の拠り所』となるもの」というテーマで自分の意見を発表する際の文章を書きなさい、というものがありました。
最初は、過去の記憶というものが今の自分を肯定し前向きな気持ちを持つものとなるということがよく理解できず、あまり共感できませんでした。
過去の記憶って「昔は良かったなぁ」というどちらかというと後ろ向きな気持ちになることじゃないのかな、と思ったからです。
でも写真整理をし始めた今なら、過去の記憶が前向きな気持ちをよびおこすということがよくわかります。
以前の楽しかった時の思い出が蘇り、そのころの自分も引いては今の自分も肯定する前向きな気持ちが湧いてきて、また新しいことに挑戦したり色々なところに行ってみたり家族の思い出を増やしたいなというポジティブな感情が出てきます!
これが写真の持つ力・写真の効能なんだな!と思いました。
今後も家族の写真・動画を撮り、継続して写真整理をしていきたいと思います。(できるだけルーティン化して負担にならないようにして)
とりあえず一旦今までの整理を終わらせないとですが。。(汗)