今日は、熊本の郷土料理「いきなり団子」を作ってみました!
この素朴で美味しいおやつ、実はとても簡単に作れるんです。
もちもちの皮にホクホクのさつまいもと甘いあんこが包まれていて、食べると心も体もほっこり温まります。
材料が「さつまいも」と「あんこ」なんてダイエットや美容にも良いおやつですよね。そしてお腹も満足!
冷凍保存すれば、好きな時にいつでも楽しめるので、忙しい日のおやつにもピッタリ。今回は、そんな「いきなり団子」の作り方と、せいろで蒸す方法をご紹介します!
いきなり団子とは?
「いきなり団子」と言っても地元の人以外はあまり知らないですよね。
実際私の周りの方にも、「変な名前!?」と言われて、何度名前を言っても覚えてもらえませんでした。
熊本の郷土料理
「いきなり団子」とは、熊本の郷土料理で、ほんのり塩味が効いたもちもちの皮で、ホクホクのさつまいもと甘いあんこを包んだ素朴なおやつです。
熊本の方言で「いきなり」という言葉は「簡単・手軽・そのまま」という意味を持っており、この料理がそのまま作れて、手軽に食べられることから「いきなり団子」と名付けられたと言われています。
実際、作り方もシンプルで、特別な技術が必要ないので誰でも挑戦できるのが魅力です。昔はお客さんが来るってなったら、すぐ家で作って出していたとか。。
素朴で腹持ちよし!保存できる!
また、いきなり団子は、さつまいもとあんこと小麦粉でできていて、腹持ちが良く、食べるとホッとする味わいが広がります。
余った分は1個ずつラップに包んで冷凍保存しておけば、食べたいときに蒸すかレンジで温めるだけで、手軽に楽しめるのも嬉しいポイント!
都内ではなかなか見かけないことが多いですが、手作りすればいつでも食べられますよ。
いきなり団子の材料・使う道具
さっそく、「いきなり団子」のレシピをご紹介します。
材料もシンプルで、手順も短いので、初心者の方にもおすすめです!
材料(6個分)
- 小麦粉 100g
- こしあん または つぶあん … 150g(約25g×6個)
- 水(生地用) 約50ml(調整しながら)
- さつまいも(できればホクホク系) 中サイズ1本
- 砂糖 小さじ1〜2(ほんのり甘く)
- 塩 少々
- 打ち粉(片栗粉や米粉)
使う道具
- クッキングシート or 蒸し布
- せいろ(蒸し器でもOK)
作り方
さつまいもを準備する
まず、さつまいもは皮を剥き、1cmの厚さに切って水にさらしておきます。水にさらすことで、さつまいものアクが抜け、仕上がりが綺麗になります。
生地を作る
ボウルに小麦粉、砂糖、塩を入れ、少しずつ水を加えながら混ぜます。耳たぶくらいの柔らかさになるまでよく混ぜて、まとまった生地を作ります。
生地を分けて丸める
生地を6等分し、丸く伸ばします。このとき、外側を薄く伸ばすと包みやすくなるので、コツとして覚えておきましょう。
さつまいもを準備する
さつまいもを水から取り出し、ふきんなどで水気をしっかり取っておきます。
具材を包む
それぞれの生地にあんこを6等分して広げ、その上にさつまいもを載せます。包みながら形を整え、しっかり閉じていきます。
せいろで蒸す
せいろにオーブンシートを敷いて、その上に団子を並べます。蒸気の上がったせいろで、約20分蒸します。さつまいもが柔らかくなったら完成です。
いきなり団子にせいろを使う3つの理由
他のもので蒸してもできますが、私がせいろを使う理由は以下の3つです。
木の香りと、やさしい蒸気で包み込むから
せいろで蒸すと、ふんわりと立ちのぼる蒸気が、生地やさつまいもをやさしく包みこみます。
金属の蒸し器とは違い、木の香りがほんのり移って、どこか懐かしく、ほっとする味わいに。
素材の風味をそのまま活かせるのも、せいろならではの魅力です。
ふっくら、しっとり。仕上がりに差が出るから
いきなり団子はシンプルなお菓子だからこそ、火の通り方が味の決め手。
せいろのやわらかな蒸気でじっくり蒸すことで、さつまいもはホクホク、生地はしっとり。
食感のコントラストがきれいに仕上がります。
冷めても硬くなりにくいのも嬉しいところ。
つくる時間そのものが、ちいさな楽しみになるから
せいろで蒸している間の、ことことと立ちのぼる湯気や木の香り。キッチンがゆっくりとあたたかくなって、なんだか気持ちまでほぐれていきます。
おやつを作る時間が、少し特別なひとときに変わる。
そんな穏やかな手仕事を楽しめるのも、せいろを使う理由のひとつです。
食べきれなかった分は保存して、あとで温め直して食べてもOK
すぐに食べなくても、後で温め直せばいつでも出来立てが食べられるのもいいですね。
私は、次の日くらいまでなら冷蔵、それ以降なら冷凍にします。
温め直すときもせいろを使えばふっくら!温め直す時間の目安は以下を参考に。
冷蔵保存した場合
せいろで5〜7分程度
→ 中までしっかり温まるけど、蒸しすぎないのがポイント。皮がふやけないように様子を見ながら。
冷凍保存していた場合
せいろで10〜12分程度
→ 凍ったままでもOK。中心までしっかり温まるまで蒸します。
ワンポイント
蒸しすぎると皮がべちゃっとしやすいので、クッキングシートを敷いたりした方がいいです。
せいろがない場合は、布巾をかぶせた蒸し器でも代用可!
まとめ
「いきなり団子」は、熊本の郷土料理として愛されている素朴で美味しいおやつです。
なんといっても材料はさつまいもとあんこなのでダイエット中のおやつにも!美容にもいい!、といいことづくめ!
手軽に作れるので、忙しい日でもササッと作れますし、家族みんなで楽しめること間違いなしです。
せいろで蒸すことで、ふっくらもちもちに仕上がり、まるでお店で食べるような味わいになります。
冷凍保存すれば、食べたいときにいつでも楽しめるので、ぜひお試しくださいね!
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